いつでもどこでも
材料の欠品や数量不足は、SMTアセンブリでの予期しない機械のダウンタイムの最大の要因です。部品の収納ミス、在庫精度の低さ、ラベルの貼り間違えなどさまざまな原因があるものの、機械がストップすると、生産のための時間が浪費され納期に遅れが出るなど、その結果は常に深刻です。誤った部品が基板に実装されてしまった場合の修復作業や、廃棄にかかるコストは言うまでもありません。
課題
部品と情報がボトルネックに
現代の電子機器の生産現場は、毎日何千もの部品数、新製品、製品改定を扱う非常に複雑な現場となっています。生産スケジュールは絶え間なく変化し、あらゆるところに新しい課題が待ち受けています。さらに、取引先は生産ラインの稼働レベルがピークに達している状況でも、迅速な対応を求めてきます。適切な手段がなければ、この複雑さは回避不可能であり、頻繁な生産効率の低下や設備稼働率の低下を招いてしまいます。
ソリューション
すべての動きを追跡
工場全体を網羅した部品のデータベースが、マイクロニックの部品管理システムのバックボーンです。独自のキャリアIDラベルと組み合わせることで、システムは、個々のリール、スティックやトレイの数量、位置を追跡することができます。実装機は、生産を始めると実際の部品の消費量を報告し、在庫の動きはすべてデータベースに記録されます。特別なロケーションバーコードを使えば、防湿保管庫、リペアエリア、手載せ実装エリアでの部品追跡にも活用することができます。
あらゆるバッチサイズに対応
在庫が正確に把握できていれば、正確な計画が立てられます。しかしマイクロニックのプランニングツールは更に優れた能力を備えています。マイクロニックのJob Sequence Optimizerは、製品とバッチサイズのあらゆる組み合わせに対応し、最善の生産順序と段取り替えを算出します。可能な限り最高の稼働時間と処理量を維持しながら、変化に迅速に対応できるように設計されています。
いつでも、どこでも必要な情報を入手可能
キッティングシステムとフィーダーローディングの指示が完全にグラフィック化され、WYSIWYGユーザーインターフェースでオペレーターに提示されます。補充の指示についても同様です。当社のソフトウェアは、次にどの部品が不足し、代替部品がどこにあるか教えてくれます。MYTowerに自動で供給を指示することも可能です。マイクロニックの最新のイノベーションであるAgilis Smart Binは、個々の部品ビンに取り付けられているe-ラベルに、直接段取り替えの指示を送信します。
防湿部品の自動管理
当社の部品ハンドリングシステムとMYTowerを組み合わせれば、防湿部品の保管や取り扱いにも対応できます。部品がストレージユニットから出入りする際に、各リールの個々のフロアライフタイマーが自動的に始動、停止します。部品の使用期限が切れている場合、その部品をフィーダーにセットしようとしているオペレーターに対し、その部品が期限切れであることを警告します。